畳店の構造改革が業界活性化の鍵 〜挑めばチャンス・逃げればピンチ〜
「経営を近代化しよう」

 21世紀はIT革命の時代と言われて久しいですが、あらゆる業界に確実にIT化の波が押し寄せてきています。畳業界もその一つで、コンピュータを使った「顧客管理ソフト」「販売管理ソフト」「DM作成ソフト」等の営業・管理支援ツールを始め、「畳寸法割付ソフト」「襖寸法割付ソフト」等の製造支援ツールが続々登場しています。

 このような支援ツールは、それを導入すれば良いというものではありません。ツールを使って何をするかが大切なのです。ツールをうまく利用して経営の近代化を図れば、明るい未来が見えてきます。



 ITの代名詞ともなっているのが「インターネット」ですが、畳店の皆様もインターネットをよく利用されていると思います。インターネットは、これまでは知り得なかったたくさんの情報の宝庫であり、自分のお店とまだ見ぬお客様とをつなぐ絶好の広告メディアでもあります。

 自分のお店をPRするホームページを作って、広くお店のPRを行うことも効果的でしょう。ホームページを見たお客様から注文が入るかもしれません。

 また、インターネットからは、新聞やテレビからは得られない貴重な情報を簡単に手に入れることができます。政府が行った「新設住宅着工数調査」や「増改築状況調査」等、お店の将来にかかわる大切な情報が簡単に手にはいります。これらの情報を活かした経営計画を立てることができたお店だけが、競争に勝つことが出来るのです。
△ページの先頭へ



 計画が実行できているかを管理するためには、なんらかの指標が必要です。それは「製造原価」であったり、「一般管理費」であったり、「売上額」であったりします。ところが、これらの指標を伝票と電卓をつかってはじき出すのは大変な労力です。あまりに大変なので、毎月集計するのがすぐに嫌になることでしょう。しかし、毎月の集計を分析し、変化を見つけ、原因を分析し、対処する新たな計画を立てるというサイクルが実行できなければ、お店の成長は止まってしまいます。

 ITを用いて近代化された「販売管理」手法は、このような煩わしい作業から解放してくれます。必要な情報をコンピュータに入力しておけば、あとはコンピュータが様々な切り口から情報を分析し、目に見える資料として出力してくれるのです。

 売上・利益管理をはじめ、製造原価・一般管理費等の予算を管理し、中長期の経営計画と対比させながら目標管理をすることが大切なのです。
△ページの先頭へ



 畳店は、製造業であると共にサービス業でもあります。サービス業における情報として最も大切なものは、顧客情報です。これまでに自分のお店を利用してくださったお客様の情報は、一つの財産となります。

 コンピュータを用いて顧客情報を管理すると、紙の顧客台帳では到底できなかった作業が可能となります。例えば、「特定の商品を納めたお客様を抽出し、新商品の案内を出す」「納入後一定期間が経過したお客様に対して、メンテナンスの案内を出す」「良く出ている商品を購入されたお客様を抽出して購買層を特定し、広告活動のヒントにする」等、きめ細かな顧客サービスにつなげることが簡単にできるのです。

 とある畳店では、十数年前からコンピュータを使った顧客管理を実施し、DMや広告を使ってうまくサービスや商品情報を発信しています。その顧客数は数千件にのぼり、リピーターからの受注は、全体の30%にものぼります。

 顧客情報をうまく使ってきめ細かなフォローを行えば、お客様はお店のお得意様へと成長します。仕事をさせていただいたお客様を管理し、サービスを提供することが、お店の安定成長へのつながるでしょう。
△ページの先頭へ