畳店の構造改革が業界活性化の鍵 〜挑めばチャンス・逃げればピンチ〜
「計画は企業成長の原点」

 計画性のない企業は成長しません。目標を決め、それを達成するための計画を立て、それを実行することによって企業は成長するのです。

 「今年は景気が悪かったから・・・」という声を聞きますが、景気の動向と自分のお店の売り上げは必ずしも一致するものではありません。世の中の環境を見極め、「だから今年はこうしよう」「しばらくはこのままいってみよう」という計画を立てて実行すれば、景気に左右されない強いお店になれます。

 計画は実行するためのもので、実行できない計画ではその意味がありません。「現状分析」→「実行プランを考える」という過程を経て、強い企業を目指していきましょう。



 損益計算書とは、ある一定期間の「収益」と、それを得るために要した「費用」の明細を示して、その期間における「純利益」を算出した計算書です。どんな収益がどれだけあり、どんな費用がどれだけ掛かり、結果としてどれだけ儲かったかを一覧することができ、企業の経営成績を読み取ることができます。

 これまで、決算書は税理士に、通常の経理は奥様の任せっぱなしで、単純に「今年は儲かった・儲からなかった」「売上から仕入を引いたものが儲けだ」という「どんぶり勘定」しかやっていなかった方には、是非損益計算書を作ることをおすすめします。

 過去2〜3年の損益計算書を並べて比較すると、いろいろなことがわかります。単純に「売上高が伸びたから利益が出る、減ったから損失が出る」というだけではなく、「新築住宅の減少で工務店からの新畳受注が減ってきた」「売上減と下請単価が安くなったので利益が減少している」といったより具体的な中身が読み取れるのです。その結果、「表替えを増やしていくために営業力を強化していこう」とか「付加価値の高い一般個人の仕事を増やして利益率を上げよう」「生産コストを見直そう」といった具体的な手が打てるようになるのです。

 まずは損益計画書を作って、「何故?」を分析してみましょう。 
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 成長の原動力は、「目標を達成しよう!」という意欲です。そして、目標を数値化し、その数値を達成するための具体的な策が「年度計画」です。

 年度計画の策定は、まず前年度の損益計算書を分析するところから始まります。たとえば、新畳工事が減ってきているのであれば、今後も新設住宅の着工が停滞するという予測から、一般個人住宅の表替工事を増やす必要があるでしょう。こういった切り口から具体的な「販売計画」「仕入計画」「生産計画」「利益計画」を策定していきましょう。

 計画のポイントは、PDC ( 計画(Plan) - 実行(Do) - 確認(Check) ) が管理できるようにすることです。毎月の表にし、計画と実績を毎月比較し、その差を確認して次月の計画を再検討するサイクルを繰り返しながら、目標達成に向けてがんばっていきましょう。 
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 夢をもたない企業は成功しません。将来のビジョンを明確にし、それを実現するための長期計画を立てることが出来る企業だけが、「勝ち組」になれるでしょう。

 少なくとも3年先に世の中はどうなるのかを予測し、その中で自分のお店はどうあるべきかを考えます。その答えに沿って「事業計画」「売上・利益計画」「投資・人員計画」「新規事業計画(多角化展開)」等の詳細な計画を組み立てていきます。こうやって出来た中・長期計画を、年度毎に区切って「年度計画」とするのです。

 南九州のある4社の畳店は、初年度の目標が達成できた段階で、「年商十億を達成する会」を設立し、一緒に勉強しながら中長期計画を立て、その夢の実現に向かって積極的な活動を行ってきました。結果、いまでは各社ともめざましい成長を遂げ、それぞれ法人化して”家業から企業へ”脱皮されました。

 このように、中長期計画はお店の将来を決める重要な要素です。夢のある計画で希望をもって仕事をしていきましょう!
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